わたしは言う、「このなつめやしの木にのぼり、 その枝に取りつこう。 どうか、あなたの乳ぶさが、ぶどうのふさのごとく、 あなたの息のにおいがりんごのごとく、
しかるに、神は感謝すべきかな。神はいつもわたしたちをキリストの凱旋に伴い行き、わたしたちをとおしてキリストを知る知識のかおりを、至る所に放って下さるのである。
わたしは彼らに恵みを施すことを喜びとし、心をつくし、精神をつくし、真実をもって彼らをこの地に植える。
北風よ、起れ、南風よ、きたれ。 わが園を吹いて、そのかおりを広く散らせ。 わが愛する者がその園にはいってきて、 その良い実を食べるように。
干ぶどうをもって、わたしに力をつけ、 りんごをもって、わたしに元気をつけてください。 わたしは愛のために病みわずらっているのです。
わが愛する者の若人たちの中にあるのは、 林の木の中にりんごの木があるようです。 わたしは大きな喜びをもって、彼の陰にすわった。 彼の与える実はわたしの口に甘かった。
あなたのにおい油はかんばしく、 あなたの名は注がれたにおい油のようです。 それゆえ、おとめたちはあなたを愛するのです。
あなたはなつめやしの木のように威厳があり、 あなたの乳ぶさはそのふさのようだ。
ぶどうの木は枯れ、いちじくの木はしおれ、 ざくろ、やし、りんご、野のすべての木はしぼんだ。 それゆえ楽しみは人の子らからかれうせた。